開港5都市「長崎」とは
元亀2(1571)年にポルトガル人の来航により開港、鎖国時代の200余年を通して、わが国唯一の幕府公認の対外貿易港として繁栄した。令和3(2021)年に開港450周年(開港記念日:4月27日)を迎える。 居留地は、丘陵地の造成や、海岸の埋めたてにより8地区に分散して整備され、海岸に近い方から上等地、中等地、下等地に分けられていた。上等地には貿易のための商社や倉庫が、中等地にはホテル、銀行、病院、娯楽施設が並び、眺望のよい山手の下等地には洋風の住宅、領事館、学校が建てられていた。 現在でも、東山手・南山手地区を中心に洋館、石畳、石段、側溝、樹木など、居留地時代のたたずまいを留めており、こうした歴史や景観を市民自らが紹介し案内するまち歩き観光「長崎さるく」を契機として、市民によるまちづくり活動が活発になっている。
開催会
- 第2回 1994年 「市民主導のまちなみ・まちづくり」
- 第7回 2000年 「開港都市の遺伝子を伝える」
- 第12回 2006年 「開港によってもたらされて文化と歴史の継承」
- 第17回 2011年 「愛・絆・希望5港の祈り~長崎から~」
- 第22回 2016年 「継承と発展~次の世代の景観まちづくり~」
- 第27回 2021年 「ポストコロナ時代の「港」を生かしたまちづくり~歴史・つながり・未来~」